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juntakata authored Jan 4, 2025
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title: ゲスト ユーザーのガバナンスに関する更新情報と請求に関するガイダンス
date: 2025-01-05 10:00
tags:
- Microsoft Entra
- US Identity Blog
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# ゲスト ユーザーのガバナンスに関する更新情報と請求に関するガイダンス

こんにちは、Azure Identity サポート チームの 高田 です。

本記事は、2024 年 12 月 20 日に米国の Microsoft Entra Blog で公開された [Updates and billing guidance for guest governance](https://techcommunity.microsoft.com/blog/identity/updates-and-billing-guidance-for-guest-governance/4164498) を意訳したものになります。ご不明点等ございましたらサポート チームまでお問い合わせください。

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## ゲスト向けの Microsoft Entra ID Governance 機能の GA 時期と請求の詳細に関する重要な更新情報

本サイトでは、Microsoft Entra ID [Governance のライセンス](https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory/Microsoft-Entra-ID-Governance-licensing-for-business-guests/) に関して [以前にブログ記事](https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory/introducing-entra-id-governance/) を公開しましたが、それに続いて、本日はゲスト用 Microsoft Entra ID Governance の追加機能 (アドオン) について、その GA 時期と請求の最新情報をお届けします。

## GA 時期に関する最新情報

この度、ゲスト用 ID Governance アドオンの一般提供 (GA) が 2025 年の第 2 四半期に予定されていることをお知らせします。このタイムラインに沿うことで、すべてのお客様にスムーズでシームレスに機能を展開できると期待しています。

## 請求に関する情報

以前、ゲスト用の ID Governance 機能は、機能の対象となった ID ごとに月額 0.75 ドルで請求されることをお知らせしました。 請求についてより明確な情報をお届けするため、さらにいくつかの重要なポイントをお伝えしたいと思います。

- Microsoft Entra ID Governance の範囲内の機能のみが、ゲスト向け ID Governance アドオンで 0.75 ドルとして請求されます。P2 ライセンスに含まれるガバナンス機能は P2 の範囲内で請求され、0.75 ドルとしては課金されません。製品別の機能の一覧については、Microsoft Entra ID Governance のライセンスに関する基本情報である [Microsoft Entra ID Governance](https://learn.microsoft.com/entra/id-governance/licensing-fundamentals?branch=main) のページを参照ください。
- UserType が Guest として設定されているユーザーのみが請求対象となります。
- 請求は実際のサービスの利用有無に基づいており、毎月の状況に応じて課金されます。ある月にガバナンスの操作が実行されたゲスト ユーザー ID が 1 つある場合、その月にそのユーザーに対して実行されたガバナンス操作の回数には関係なく、毎月 0.75 ドルの料金のみが発生します。

## 具体例

### シナリオ 1: アクセス パッケージの割り当ての自動化

**3 月:**

- Contoso 社は、アクセス パッケージを 500 人のゲスト ユーザーに割り当てる自動割り当てポリシーを作成しました。
- Contoso 社の IT 部門は、別の 500 人のゲスト ユーザーに対してゲスト変換 API を実行しました。
- **請求:** 3 月については、Contoso 社は 750 ドルを請求されます。これは、自動割り当てポリシーの 375 ドル (500 ユーザー x 0.75 ドル) とゲスト変換 API の 375 ドル (500 ユーザー x 0.75 ドル) が含まれるためです。

**4 月:**

- 3 月にアクセス パッケージが自動割り当てられた 500 人のゲスト ユーザーには割り当てが維持されましたが、4 月にはこれらのユーザーに対して明示的なガバナンス操作が実行されなかったとします。この場合、請求はなされません。さらに、Contoso 社の IT 部門は 100 人のゲストに対して非アクティブかどうかを確認するアクセス レビューを実行しました。
- **請求:** 4 月については、Contoso 社は非アクティブかどうかを確認するアクセス レビューに対して 75 ドル (100 ユーザー x 0.75 ドル) を請求されます。

### シナリオ 2: ライフサイクル ワークフローと非アクティブなユーザーに対するアクセス レビュー

**3 月:**

- Fabrikam 社は、300 人のゲスト ユーザーに対してライフサイクル ワークフローを実行しました。
- また、上記と同じゲストのうち 100 人に対して非アクティブなユーザーかを判別するアクセス レビューを実行し、加えて 200 人の別のゲストを対象にアクセス レビューを実行しました。
- **請求:** 3 月の場合、Fabrikam 社は 375 ドル請求されます。これには、ライフサイクル ワークフローの 225 ドル (300 ユーザー x 0.75 ドル) とアクセス レビューの 150 ドル (200 ユーザー x 0.75 ドル) が含まれます。 ゲスト ユーザーのうち 100 人はすでにライフサイクル ワークフローの追加料金が発生済みであること、さらにゲスト ユーザーあたりの月額料金の上限は 0.75 ドルであることから、これら 100 人のゲストに対しては非アクティブなユーザー レビューに対する追加料金は発生しません。

**4 月:**

- 3 月にアクセス レビューが実行された 200 人のゲスト ユーザー (2 番目のグループ) のうち、150 人のゲストに対しアプリへのアクセスを許可する自動割り当てアクセス パッケージが割り当てられ、さらにこの 150 人のゲストに対し、3 月に実行したものと同じ非アクティブなユーザーのアクセス レビューを 4 月にも繰り返しました。
- **課金:** 4 月の場合、Fabrikam は 112.50 ドル (150 ユーザー x 0.75 ドル) を請求されます。これらの 150 人のゲストは既に 4 月にアクセス レビューに関して課金されているため、アクセス パッケージの自動割り当てアクションに関して二重に課金されることはありません。

## 今後の変更に対する備え

今後の変更に備えるために、次のような **ゲストが関与する可能性のある** ID Governance の機能を確認することをお勧めします。

- [エンタイトルメント管理](https://learn.microsoft.com/entra/id-governance/entitlement-management-external-users) でのポリシーの自動割り当て
- カスタム拡張機能、Verified ID、またはライフサイクル ワークフローを使用したエンタイトルメント管理ポリシー
- ユーザーとグループの所属関係、非アクティブなユーザー、またはグループの PIM に関する [アクセス レビュー](https://learn.microsoft.com/entra/id-governance/manage-guest-access-with-access-reviews)

また、これらのアクティビティに関してすべて [監査ログ](https://learn.microsoft.com/entra/identity/users/clean-up-stale-guest-accounts) を確認し、ガバナンス操作が実行されたゲスト ユーザーを確認することをお勧めします。

ゲスト向け ID Governance アドオンのリリースが近づくにあたり、今回お届けした情報によって、よりお客様の理解が明確になればと考えております。パブリック プレビュー期間中は課金がまだ行われておりませんので、ゲスト向けの ID Governance 機能をぜひ無料でお試しください: https://aka.ms/IDGovernanceGuests

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