photoviewは地図中央に近い写真を上部に表示して、撮影位置と線で結ぶQGISスタイルで、ジオタグ付写真からレイヤを作成するモデル、パラメータ(プロジェクト変数)を設定するモデルが付属します。qfieldでも動きます。
- モデルの登録 プロセッシングツールボックスパネルの上部の歯車のアイコン→ツールボックスにモデルを追加
- スタイルの登録 パネルに追加されたモデルを右クリック→出力のためのレンダリングスタイルを編集→QGISスタイルファイル(.qml)を割り当てる。
- モデルの実行 パネルに追加されたモデルをダブルクリック
- QGISのモデル。ジオタグ付きの写真のフォルダを指定して、photoviewスタイル用のデータ(レイヤ)を作成します。
- プロセッシングツールボックスに登録し、「出力のためのレンダリングスタイルを編集」に「PhotoView.qml」を設定する。
- プロジェクトのCRSを投影座標に設定する。
- 「ジオタグ(位置情報)付きの写真」でレイヤ作成
- 「レイヤの再投影」でプロジェクトCRSに変換
- 「フィールド計算機」でプロジェクトフォルダからの相対パス"relpath"作成。写真がプロジェクトフォルダの下位ではない場合はnull。
- 「属性のリファクタリング」でinvisible(真偽値),label(STRING)フィールド追加
- QGISのモデル。photoviewスタイルのパラメータ(プロジェクト変数)を設定・更新します。
- アイコンの色、写真の数などを設定します。
- qfieldでは、デスクトップで設定したプロジェクト変数を確認・変更できませんが、値そのものは有効です。
- QGISのスタイルファイル。
- プロジェクトCRSとレイヤのCRSは同じ投影座標にする必要があります。
- 参照する写真ファイルは、"photo"(絶対パス)がある場合は、それを、ない場合は プロジェクトフォルダ/"relpath" を使用します。
- invisible フィールドがtrueの場合、写真を表示せず、撮影位置はグレー表示となる。invisible フィールドがない場合、及びfalseの場合は写真を表示します。
- label フィールドに値がある場合ラベルとして使用、ない場合filenameフィールドを使用します。
- qfieldではボタンの幅分、左右の余白を大きくしています。
- QGIS3.28.2 / Windows10
- QGIS3.16では縦撮りの写真が横になる。QGIS3.22以降では縦になるがアンカー位置が写真の中間部になる(期待されるのは写真上部中央)
- 地図の回転には対応しない