数学1
+ +Source
+東京大学 大学院 工学系研究科 2022年度 数学1 (主に「微分積分および微分方程式」と「級数・フーリエ解析および積分変換」)
+Description
+Kai
+I.
+1.
+与えられた楕円の方程式を \(x\) で微分して、
+なので、楕円上の点 \((X,Y)\) における接線の方程式は、
+である。
+2.
+上で求めた接線とx,y軸との交点をそれぞれ \((p,0),(0,q)\) とすると、
+であり、この2点を結ぶ線分の長さを \(d\) とすると、
+である。
+この \(d^2\) を最小にする \((X,Y)\) を求めるために、 +ラグランジュの未定乗数 \(\lambda\) を導入して、関数
+を最小化する。
+より、
+となるので、これらを楕円の方程式に代入して整理すると、
+したがって、
+であり、このとき、
+である。
+まとめると、線分の長さが最小になるのは、接点の座標が
+のときであり、このとき、線分の長さは \(a+b\) である。
+II.
+1.
+2.
+より、
+3.
+与えられた微分方程式をラプラス変換して、上の 1. で得た式を使うと、
+さらに、初期値 \(f(0)=5, f'(0)=-11\) を代入して整理すると、
+となる。これは、上の 2. で \(a=3, \omega=2\) の場合に相当するので、
+がわかる。
+ + + + + + + + + + + + + + + + +